未完成のラブレター。 【完】





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「片山先輩って─────────、」


「へぇ!そうなんですか?」


「私も───────、」





真帆ちゃんの明るい声が暗くなった道に響く。



さっきから真帆ちゃんはずっときょーくんの隣にべったりで、休む暇もないほどきょーくんに話しかけている。





私はその2人の1歩後ろを俯いて歩く。