人生最後の日に。

雪が降っていた。
周りにあったはずの闇は消え去り、
かわりに、見慣れた景色が広がっていた。
ここは.........、高校の帰り道?

「ともかーーーー」

誰かが、呼ぶ声がしたので振り返ってみると、

「しゅうた.........?」
「ん?」

去年の夏に死んだはずのしゅうたがいた。

「なんでいるの?」
「は?ふつーだろ。それより、早く帰ろーぜ。」

しゅうたは寒そうに指を温めながら、
前をあるきはじめる。

「今日さぁ.........」

しゅうたがなんか喋っている。
あまりのことに呆然として、
私が何も反応出来ずにいると、

「お前どーしたの?具合でも悪いの?」

と、聞いてきた。
あまりにふつーの質問に、私は困惑する。