桜の花びらのように

どの花びらが舞い落ちても、この言葉は僕からはでてこない。

「じゃあ、もう行くね」

その温もりが離れていく。

この花びらが舞い落ちる前に・・・

「・・・来年も待ってますから」

彼女は小さく微笑んで、ゆっくりと去っていった。

咲き誇り続ける桜などないように、僕の感情は今年も舞い落ちた。

優しい温もりだけを残して・・・