「ジュリちゃん、元気ないね~?」 心配そうな表情で、私の顔を覗き込む少々イカツイ顔をした初老男性…… ここ最近、仕事関係で地方に出ている事が多かったみたいで、数日ぶりに来店してくれた犬好会長。 「そ、そうですかぁ?」 と、笑顔で水割りを作りながらも、〝全くその通りです……”と、思う私。 「どうしたの?彼氏と上手くいってないの?」 「上手くいくもなにも、彼氏がいないので~、そういった悩みには無縁なんですよ~」 あはは~、 と、笑いながら、出来上がった水割りを差し出す。