君は友達の友達



美波side



結局、昨日は全然眠れなかった。




ずっと目を開けて、考えてた。





昨日微妙な感じで帰ってきてしまったこと。




紫葵が本当は笹本くんが言ってたみたいに私に知らないフリされたことに怒ってるのかもしれないこと。






そして笹本くんに本格的に
嫌われてしまったこと。



もう、ほんとに学校に行く気力がなかった。