「っっえ! あぁー、うん。
そうだね! 紫葵ったら「鷲塚(ワシヅカ)まで何言ってるんだ?
まさか鷲塚、お前も気づかなかったのか?

そんな人がよう、紫葵の隣にいられんな!

ふざけるのも程々にしろよ。」







「…」





笹本君の一言で3人しかいない教室が静まり返った。



でも、そうなのかもしれない。




私は事情を知りながらも、あえて紫葵に聞かずに、黙って見守るスタイルにしてた。