マンガとかでよくある、典型的ないじめだ。 私には犯人の予想がもちろんついてるし、 紫葵も分かってるだろう。 「わざわざ、職員室まで、スリッパ取りに行かんといけないの? めんどくさいよ…」 紫葵も、ポジティブ思考ではいるけど、そんな思い今はしてられない。 「私も、昨日ジジイに怒られたから、反省文提出しなきゃ! 紫葵、行くよ!」 「美波、ありがとう」 「んーん? 何が? 紫葵、置いてくよ…」