今の私もまだ、戦っています。いつ振られるのか、いつ捨てられるのか、もういっそ、降って欲しかったと。涙は何度流しても枯れません、今この時も泣いています。もし、同じような気持ちの人がいたら、私はその人と友達になりたい。そして、いっぱい話し合いたい。これは私の捌け口でもあり、どこにいても居場所なんてないと感じてしまうこんな私の居場所です。







私、好きな人がいるの。
その人は優しくて、かっこよくて、私からしたら、ヒーローだった。好きな人誰?とかよく聞かれるけど、お前だよ、なんてくさいこと言えない。
私は弱くて、脆くて、あなたに嫌われることが怖いと、感じてしまうから。
だからこんな私を好きになって欲しかった。こんな私でも愛してくれる人がいるんだって、思いたかった。
ねぇ、空は覚えてる?6年生のとき、私たち両想いになれたんだよ。でも、友達にバレちゃって、その時私何考えてたか分かる?私はこんなのじゃ諦めないよって。
だけど空は違ったんだね。
新しい好きな人が出来て、告白して。
ねぇ、その時私、居たんだよ。近くで不安だったのどうしよう、もし、もしって。彼氏持ちの佳奈になんで告白するの?元々嫌いだった相手を恋愛対象として見れるの?ねぇ、教えてよ、私は不安なんだよ
でも空は私の気持ちなんてわかんないよね、当たり前、だけど。でも、それでも
理解して欲しいと思うのは、悪いことなの、かな…





振られるのを覚悟で、告白した。
もうこんな恋で詰まってたら、これから先、どうするんだって思ったから。先輩に背中を押されちゃったのもあるし、最後に思っいっきり慰めてやるよって笑ってくれた優奈と陸。いっぱい泣くのを覚悟に勇気を振り絞った。
晴れて付き合えることになった私と空。



ここから先が、とても辛く、苦しく、涙があふれるような地獄だとは、私は思っていませんでした。







この日から、私の頭には「死にたい」の言葉がぐるぐると回っていました。
愛してくれないのなら、死にたい。
必要とされてもいないのに、期待してしまう自分が、ムカつく。
この命を、生きたいと思う人に渡せるのなら、渡してあげたい。
そんなことを、ずっと考えていました。
でも、ある日、私はその今までの思いが爆発して、クラブを早退しました。顧問の先生には、とても心配され、泣きたくなりました。
今すぐ抱きついて、私は今、辛いんです。苦しいんです。助けてください。って言えるなら、言いたかった。
でも、顧問の先生には私のプライベートなんて興味無いし、私にも言い出せる勇気がなかった。
辛くて苦しい、でもきっと、今日頑張れば、これからも耐えられる。そう思って、家に帰ってすぐ、重い瞼を、ゆっくり、閉じました。
そのあと、空から、思わぬ言葉が送られてきたのです。


愛にとって、俺って負担になってない?


正直言えば、嬉しかった。
空が私のことを考えてくれたこと、
私の気持ちに配慮してくれたこと、
少しだけ、心配してくれたこと。
だから、今、今なら彼に話せると思った。
全部うちあけた、苦しいことも、不安なことも、
辛くて、しんどい時、頼っていいのかを聞いた。
不安だったから。
私が頼ることで、空にとって、重い荷物にならないか、逆に彼が頼れずに、私の事で潰れてしまうかもしれない。
そう、思ってた。
でも、こう言ったんだ


頼っていいじゃなくて、
頼って欲しい。


ねぇ、この言葉だけで、私がどんだけ救われたと思う?
頼っていいんだって、でもそれじゃダメだと思った。だから言った。ありがとう、これからはいっぱい頼るね。でも、空が辛くなった時も、私を頼ってねって。




その次の日、空は私の嫌いな女子のふたりと、男の子と、パフェを食べに行った。



ここからだった。
空に避けられてると感じたのも、
嫌われてると、感じたのも。
ねぇ、私ね、
寂しがりだからさ、
放って置かれると
泣きたくなるんだ。
なにか、空にしたっけ、
嫌われるようなこと、したっけ。
私、重いし、メンヘラって言われるぐらいだし、
多分きっと、空にはもっと、
可愛くて、いい子な子が一緒にいた方が、いいと思う。
でもね、
それでも私は、あなたのそばにいたい。
こんな私でごめんね。
あなたの目が、視線が、
いつか、私に向きますように。