…分かったことが二つだけある。 一つは、水川は思ったより薄情な奴だということ。 もう一つは、この件に関して全く頼りにならないということだ。 「あー…もうっ!」 ヤケクソになってゴロンとコンクリの上に寝転んだ。 清々しいほど青い空。 こうなったら、自分でどうにかするしかない。