かわいい戦争




「……さてと」



璃汰は赤いリボンをひとつ使って、カチューシャ風に頭を飾った。


か、かわいい……!

ヘアカラーとも合ってる!



「あなたたち、ちょっと手伝って」



「あ?」

「何すんだ?」

「??」

「手伝うって何を~?」



そろってキョトンとする4人に、整えた天パをなびかせる。



「低評価を覆すのよ」



低評価って……璃汰の記事のこと?

それを覆すって言ったってどうやって?



「そこの記者!」



未だに起き上がれずにいる記者を指差し、璃汰は強気に微笑む。



「スクープが欲しいなら、これから見せてあげるわ」



倉庫に奥に追いやられていたカバンを拾うと、次にわたしを見据えた。




「海鈴、あなたも手伝って」


「へ?」


「今すぐあたしを最高にかわいくしてくれる?」


「へ!?」




事務所から行動を慎むよう忠告されたのに、何する気なの!?


全く想像がつかない……。



だけど。



「うん!わたしができることならなんでもする!」



頼ってくれるなら応えるよ。

信じてるから。


璃汰についていく。


それはわたしだけじゃなく、神雷の4人もそう。