かわいい戦争




「そうひがんでんじゃねぇよ。ただ俺とてめーらじゃ格が違ったってことだろーが」


「は……はあ?ひがみなんかじゃ……!」


「あ、わかった。てめーら、自分に自信がねーんだろ?だから完璧な俺が羨ましーのか」



天兒さん、スーパーポジティブですね!?


悪口を悪口と思ってない。

鋼のメンタル、見習いたい。



「今日も今日とていろいろねじれてんなぁ」


「あ?どこがだよ」


「その無自覚なところがだよ」



意味不明そうな天兒さんに、勇祐くんはやれやれと項垂れながら敵を数人殴り飛ばした。




「お、俺らはお前を認めてねぇっつってんだよ!!」


「で?」


「……で、って……だ、だから……」


「格下ごときの意見なんざきょーみねーんだよ。格下は格下らしくそーやって指くわえてろ」




終始上から目線で、言われた悪口の上を()いていく。


かっこいい……とは思えない。

けれど、圧倒される。


過剰なほど自信たっぷりな、狂気的な強さに。



「格下格下って……俺らを侮ってんじゃねぇ!!」



不良たちがやけくそ気味に突進する。



「侮ってねぇよ。事実だろ?」



ニヤリ。


嘲笑いながら重い拳を急所にねじ込んだあと

蹴り飛ばして強引にひれ伏せさせる。