かわいい戦争



ドレス姿のひつじくんもかわいいけど、3人のウェイター姿もかっこいい。


格好が似合いすぎてるのも、気づかなかった理由のひとつかもしれない。



それにしてもまさか3人も潜入してたなんて。

びっくりしたけど、おかげで助かった。



結局わたし1人だけじゃ何もできなかった。


頼って、助けられて、守られてばかり。



ダメだな、わたし。




「あなたたち、助けてくれてありがとうね」



賑やかな空気に包まれていても、リンカさんの周りだけ凪いでるようだった。


静かで穏やかで、洗練された存在感はどこまでも澄み切っている。



「でもあなたたち、この店の子じゃないでしょ」


「へ!?」



ドキーッ!ともろに反応してしまった。

図星って丸わかりだ。


どうしよう!バレちゃってるよ!



「なんで、わかったの?」


「何年もここで働いてるから、なんとなくわかるわよ。それに男の子たちは、異質なオーラのようなものを纏ってるから」



ひつじくんの問いかけに、柔らかな一笑を漏らす。



「安心して?助けてくれた恩人を追い払ったり叱ったりしないわ。今回だけ見逃してあげる。皆には内緒よ?」



口元に人差し指を添えて、ウインクする。


あまりにも綺麗で、女のわたしまで見惚れてしまった。