かわいい戦争





「お、おまっ、なんでこんなとこにいんだよ!」


「え、えっと……え?」


「タイミング悪すぎだろ!」


「た、タイミング……?」


「あー、くそ!ほら、こっち来い。こいつのそばにいたら何されるかわかんねぇぞ」


「え、あの、ちょっ……!?」




何だ、何だ。

何なんだ、さっきから。


低身長の男の子に腕を引っ張られ、無理やり起こされる。


慌てふためくわたしを、彼の後ろに下がらせ、いかにも「守ってやるよ」的な態勢になる。



わ、わたし、この男の子と知り合いだったっけ?


わたしの記憶が正しければ、初対面のはずなんですが。



「なんでてめーがここにいんだよ」



低身長の男の子だけじゃなく、高身長の男の子にも責められてしまった。

なんて理不尽な。



「てめーがこのキモ男をなんとかしろっつったくせによ。てめーからキモ男に接近してどうすんだよ」


「あっ、こんな近くに、リ……」


「失せろって何回言やわかるんだ、お前は。黙れ、キモいんだよ」



容赦ないな。

わたしにも、見知らぬ男性にも。



ていうか。

ここにいる3人とも、わたしのこと知ってる体で話してるけど。


わたし、全く知りませんよ?


誰ですか、あなたたち。