だからわたしは、今日も仮面をつける。
壊れても、本性を守ってくれるから。
「だよな、見た目だけで判断されんの嫌だよな!整形した俺が何言ってんだって思うかもしれねぇけどさ。とやかく言われんのが嫌で、顔を変えたんだ。そしたら全部変わるかなって期待したけど、そうでもなかった。俺の顔が変わっただけだった」
理由が不純すぎたせいかもな。
そう自虐したとき
初めて勇祐くんの弱さがこぼれた気がした。
「変わったよ」
「……え?」
「整形したから心が強くなって、仲間ができて、相手は違うかもだけどこうやって見返せてるんだから。……うん、全部じゃないだろうけど、変わった。勇祐くんも、変わった!」
昔を知らないのに図々しいかな。
知り合って間もないのにえらそうかな。
でもね、わたしも勇祐くんとおんなじだから、わかる。
外見を変えたら世界も一緒に変わってほしい、浅はかな願望も。
ひとつ変わっても変わらないものは変わらない、頑なな理も。
知ってるから、わかるよ。
変化は、いつしか成長につながるってこと。



