え?何この状況!
坂倉くんは学校で有名の超イケメン。
だから今、みんなに見られてる。
「何あれぇ~、誰よ!」
「坂倉くんの彼女?」
「違うでしょ。いないって言ってたじゃん。」
はぁ、いやだな。
「柿崎さん、大丈夫。目つぶってていいよ。」
坂倉くんは優しくそう言ってくれた。
でも…
「私、もういいよ?重いでしょ?」
私は周りの目がいやになってそう言った。
「いや、重くないよ。大丈夫だから。」
そう言ってくれて、私は自然と坂倉くんの胸に顔を隠した。