五ヶ月後、今日は大雨。
あの二人はいつも通り、いや、いつも以上にいちゃついている。
なんでここでするかな。
泣きそうになっている私をもなはずっと慰めるように話しかけてくれた。
「咲~今日国語だよ~最悪~!」
「そうだね。」
私はいつも通り、短く返す。
もう、ダメかもしれない、この場に居るのは。
ほら、近づいてきた。
「柿崎さぁ~ん!今日さぁ、学校終わったら遊ばなぁ~い?りゅうと一緒に!」
何を言っているの?
いやに決まってるでしょ。
話しかけないでよ。
「ねぇ~、行こ~よ~!」
やめてよ。
その甘ったるいしゃべり方を耳にすると、イライラする。
「ごめん、今日は行けないから。」
「えぇ~!しゃあさ、休み時間、おしゃべりしよ!トイレとかで!いいでしょ!」
「う、うん。」
断るなんて、無理だよ。
またいじめ?
何でよ。