次の日。
学校に行きたくなかった。
学校に来るとあの日のことがフラッシュバックする。
下を向きながら廊下を歩いているとりゅうちゃんが
「大丈夫。俺が着いてる。ほら、一緒に行こ?」
と言って、手をぎゅっと握ってくれた。
すると周りから、
「あの二人付き合ってんの?」
「ショック~!」
と声が聞こえた。
ちょっとうれしい。
これでいじめもなくなるかな。
そう思ったのに。