先生には私の脳腫瘍の事を言った。
でも、そうですか、頑張ってくださいね、としか言われない。
頑張る?人のことだから言えるんでしょ?
私がどれだけ苦しんでると思ってるの。
「…助けて、りゅうちゃん…」
私は誰もいない静かな保健室で呟いた。
そんな私を悲しませるかのように涙が頬をつたった。