でも、女に手を上げるような男はダメだ。


いくら顔が良くても、そんな相手は王子様とは呼べない。


あたしは、あたしを幸せにしてくれる相手を探すべきだった。


「バイバイ輝明」


あたしはそう呟いて、糸にハサミを入れたのだった……。