「家族に相談は?」 日菜にそう聞かれて、あたしは一瞬黙り込んでしまった。。 家族に相談することが大切なことは十分理解している。 けれど、少しだけ抵抗があった。 「……今日の夜、相談してみる」 あたしはそう答えたのだった。