ストーカー

「わからないの。あたしの勘違いかもしれないしね。でも、あの後彼ら、どうしてた?」


「メッセージした通りだよ。すぐに帰ったの」


「それって、あたしの後を付けることもできたってこと?」


そう言うと、美咲は考え込んでしまった。


すぐファミレスを出たのなら、きっと追いかけることができただろう。


自宅まで後を付けて、あたしが1人になるのを待っていたのかも。


そう思うと、また寒くなった。


「ちょっと待ってて、聞いてみるから」


美咲はそう言うと、合コンに参加していたクラスメートに声をかけた。


この子が主催になっていたようだ。


「ねぇ、男子たちがあの後どうしたのか知らない?」


「男子たちならボーリングに行ったらしいよ?」


クラスメートはそう言い、あたしと美咲に写真を見せてくれた。


彼らがボーリング場にいる写真だ。


撮影された日時が表示されていて、合コン後で間違いなさそうだ。