日菜と同じように顔を出して廊下を確認すると、隣の部屋のドアが閉まるところだった。 それを見てホッと息を吐きだす。 ちょっと過敏になり過ぎているみたいだ。 「トイレいっといで」 日菜にそう言われあたしは個室を出たのだった。