朝起きると私は言う、

「なんだか身体が痛いよ。」

「気にしなくていいよ。」

って僕が返す。

私は今日も続けている。

僕の為の知らないふり、本当は全部分かっている、

私の大好きなお父さんは、僕の大嫌いな悪魔、

黒い天井を眺めていう

「死ぬことはないよ。終わるまで待てばいい。」

「大きな大きな赤鬼が、いつか死に絶えるその時まで。」