「それで、その儀式の日。何時だと思います?」


沙羅の言葉に男性が固まった。


「・・・何時なんだ?」



すると、沙羅はニコッと笑って


「明日の夜なんですよ」



その場に居た全員が、固まった。



「明日の晩?」


海斗が繰り返す。


「YES♪」


沙羅が返事をしたとき


「何早く言わないんだ!?」


麗夜が怒鳴った。



「だって・・・誰も聞いてこなかったし・・・大輝クンが言わなかったから・・・」



大輝クンとは、金髪の男性だ。そして、此処の若きボス。



「はぁ・・・分かった。明日の夕方に召集をまたかける」



大輝の言葉が最後に解散となった。