「ほんとうに舞だよな?」 「もう、だからどうしたの?変なものでも食べた?」 「名前は?誕生日は?小中学校の名前は?」 「菊池舞。10月15日。〇×小と□〇中」 「うん、正解」 「なんなのこれ」 そういって舞は笑ったけれど俺は笑えなかった。