リビングにあったはずの舞の仏壇もなくなっていて。 やっぱり舞は死んでいなかったのか、そう思うくらいだった。 「コンコン」 「はい?」 「俺だけど。入っていい?」 「・・・いいよ」 少し沈黙があったけれどそういったので俺はドアをあけた。 部屋もあの頃と変わってない。