言い訳なんて聞きたくなくて。

舞の言葉を遮ってしまった。

きまずい空気のまま俺たちを乗せたゴンドラは下に到着した。



「かえろう、か」


「うん、そうだね」


そのまま電車の中でも駅から家までの間も特に会話が弾むことはなくて。


「じゃあ、月曜日な」


「うん、おやすみ」


それぞれの家の中へと入った。