ガタン 扉がしまり2人だけの空間がはじまった。 俺の心臓はドキドキしていて。 すぐ触れられる距離に舞がいる。 いつも隣にはいるけど、まわりに誰もいないこの空間がやけに新鮮に感じられて。 「なあ、舞。いいたいことあるんだけど」 今まで外を眺めて「すごいね、高いね」とはしゃいでいた舞だったけれど俺の声を聞いてこっちをみた。