松原君の攻略は難しい。

零が近づいてくる。


「…聞いてたの?」


私は泣きながら頷いた。


「来て。」


私はまた、零のつかむ腕に逆らうことなく、ついて行った。


連れてかれたのは、階段裏の空きスペースだった。


ここなら人も来ない。


「ねぇ…どうゆうこと…?私たち、そんな関わりないじゃない…??」


「…ほんとに覚えてないんだね。」


「…?」


「幼稚園の頃だよ。」


そう言い、零はその時の話を話し始めた。