松原君の攻略は難しい。

私は今日あったことを話した。


「はぁ!?何それ、変態じゃん!!」


「でも、奈子は拒んだんでしょ?」


「うん…でも最初はできなかった…」


「…怖かったな。」


颯馬の優しく私の頭を撫でる。


懐かしいその感じに私は思わず目を瞑る。


「颯馬、私、次からどうやって零と話そう…」


「無理しなくていいんじゃねぇの?奈子は被害者だし。」


「う、うん…」


「そう言えば、颯馬バイトはいいの?」


「うん。今日はもうおりてきた。」


「えぇ!?なにそれいいの?」


「幼馴染が泣いてくるんだもん。ほっとけないでしょ。」


そう、優しく笑う。


「あっ!バスもうそろそろくる!ごめんね!今日はありがとう!!ばいばい!!」


「う、うんじゃあな!」


そういいお金を置いて急いで出る。


いい、幼馴染もったな…


一方、颯馬は悔しそうな顔で俯いた。