「お前!! 䜕蚀っおいるか分かっ
おるか
 ミリアン皇女の父䞊はかなりの
気の荒い暎君ず聞く
 民を戊争に導く気か」

 「策は緎っおおる。
  戊は避けられる。」


「ミリアン皇女には話たのか」

 「いや、ただ話しおはいない。
  しかし、皇女に気持が無い事は
  話しおいる。
  ただ18だ、こんな、オダゞず
結婚は、考えた方がいいず
䌝えた。」


   「皇女は䜕ず‥」

  「䜕も蚀わなかった。
   ただ明日は䞀緒にいおほしいず
   蚀われた。」

「お前、琎乃ず別れないか
 圌女を俺にくれないか」

  「やっぱり歀凊にいるのか
   出せ‌。
   家捜しでも䜕でもするぞ!!」

「いや、圌女は功はむダだず
逃げ出した。
 俺は功にする぀もりは無い!!
 お前ずは違う
 ちゃんず匏をあげ貰い受ける。」

「兵を出せ
蟺り䞀垯を捜せ!」

     「ハッ!! 」

 「埅お!! 
  個々はマノリラ囜ではない
  勝手な行動は慎んで貰いたい」

アルバヌト䌯爵は芪友である
チャンクに向かい声をあらげた。

 「琎乃は譲らぬ」

チャンクもアルバヌト䌯爵を
睚み぀けこれ以䞊無いドスの
聞いた声で叫んだ。

「考えろ!! お前は囜の王ずなる。
 囜民が玍埗するわけもない
 おずなしくミリアン皇女ず婚姻
 しろ!! 囜を守っおこそ王だ!」


チャンクも負けず叫んだ。

「愛する女を守れぬ男が民を守
れるず思うか
 それが王なら腰抜け王だ。
 その様な囜は䜕時かは滅びる。
 琎乃の気持などこの際どうでもよい、
 琎乃は連れ垰る。」

あんなにモテたくったチャンクが
本気で怒り恐ろしいたでの剣幕
でグむグむアルバヌトに迫っおくる。


「分かった琎乃を歀凊ぞ」

するずショボショボした背の
気のちいさそうな男が珟
れ倧きな目を垂れさせながら申し
蚳なさそうに蚀぀た。


「あの〜お止めしたしたが
そそくさず
さっき出お行かれたした。」

 「なんず!, 」

䞀番驚いたのはアルバヌト
䌯爵だった。
チャンクも口惜しそうに

「琎乃の奎なぜ俺を信甚せぬ」

握られた拳はブルブルずふるえおいた。





琎乃はムカ぀いおいた
「ア功、功、䜕で囜立倧たで、
出お就職先が功なの。」

 呟きながら前を芋る。

 真っ盎ぐ行けばマノリラ囜
 右に曲がればナチリコ囜
 巊は読めない
 䜕お曞いお有るんだろう。
 マノリラ語ずナチリコ語は
 チャンクに教えお貰ったからわかる。
 
 でも䞍思議な字、
 がうせんみたいなのず折れ曲がったり
 りン䜕お曞いおあるんだろう。