ストロベリーシェイク

バレてる。どうして?どこでバレた?
私の額に冷たい汗が流れる。
「ごめんね。見たわけじゃないよ。だってほら、部屋にこんなに写真落ちてたら、分かるよ。」
「あ……」
慌てて部屋を見渡すと床の所々に写真が散らばっている。
「……苺恋は優真先輩が好きだったんだね。」
「もう失恋したけど。」
このことにはあまり触れてほしくない。そもそも、このタイミングでそのことに触れるのは、わざととしか思えない。
「失恋……?どうして?」
歌恋はとぼけたように首を傾げる。
「は?歌恋さっきショッピングモールで……。」
飛び出そうになる怒りを押し殺しながらゆっくりと言った。
すると歌恋は「あ、あぁ」と納得したように笑った。
「何がおかしいの?」
「だって、優真は私のお兄ちゃんだし。」
「はい?」