『…ご最も。私は転生を求めていた。
光の中をさまよう中で、かつて私が持っていた"魔性"の根源に辿り着いたの。
神をも従わす事が出来る宝帯。それを器とし、神に"魔性"をかければ私は現世界に生きる事が出来る。』

つまり、霊体が現世と繋がりを持ち、
力を得ることで、初めて"無垢"として成り立つ。

だから現状ではまだ、"魔性"の母親のまま。
"無垢"とは呼べない。だからこそ"無垢"は未知と呼ばれているんだ…。

「…成仏していなかったのか。
昔1度、俺に憑いてた時あったよね。
レナさんが気づいてくれて、お祓いに行ったけど。あの時素直に眠って欲しかったよ。」

『だって貴方の"魔性"、どんどん強くなっちゃうんだもの。心配するのが母親でしょう?』

心配………だって?