聖なる夜の美しい月


その日のクリスマスは、雪混じりの大雨だった。
月なんて、でていない。まるで、私の心のようだな。

今日は、松本君と帰れる。時間が経つ事に別れたくないって思ってしまう。だから、
「ね、松本君。別れよっか」
彼は、一瞬びっくりしたが、すぐ寂しそうな表情。ごめん
「なんで別れるの?」
「違う高校なんて、考えられない。」
ごめん。ごめん松本君。こんな私で、弱くてごめん。

自分から切り出したのに、涙が止まらない。
私は、松本君の話しを聞かずに走って帰る。