明日もきっと好きでいる

それから数日。

「ねぇ、水夏!」

「んー?どしたの?」

「再来週の月曜日、体育祭の振替休日だよね?」

「あー、あの日、休みだね。」

休みということが分かると千華の顔がパッと明るくなる。

「もうすぐ公開するミニポンの映画観に行かない?」

「いいよ!その映画、観たかったんだ!」

ミニポンとは青い丸メガネをかけた黄色い生物の物語。

パーパーパーという声がおもしろいと世界で人気のキャラクターだ。

「それでね、この間の理科の時、白坂君とミニポン面白いよねって話になったんだ。だから白坂君も誘いたいんだけど…」

千華が嬉しそうに話す、私が知らない白坂とのエピソード。

「いいんじゃない?接近のチャンスだね~!」

胸がぎゅうっと痛くなる。

私はクローバー畑以来話してないけど、千華は日に日に仲良くなっていて教室で話す姿も時々見かける。

応援するって決めたんだから、今さら無理なんて言えないけど。

それでもやっぱり苦しいんだ。

結局再来週の月曜日に、私と千華と高崎と白坂で映画を観に行くことになった。

休みの日に白坂に会えると思うとちょっぴりうきうきしている私がいた。

私、悪い子だよね。