明日もきっと好きでいる

ない。

かれこれ30分探しているのに全部三つ葉。

「四つ葉どこー!!」

私は立ち上がって空に向かって思いっきり叫ぶ。

と、少し離れたところからガサガサと音がして、人が現れた。

「ひっ!」

思わず座りこんでしまった私。

向こうもこっちを見てフリーズする。

え、待って見たことある。

高崎と、たしか… 白坂 陽真だっけ。

「えと、野口、だよね?」

「そうです… えと、」

「あ、俺は高崎 裕也です。」

にっこり笑って自己紹介する高崎。

「白坂です。」

一方、白坂はちょっとそっぽを向いて自己紹介した。

「野口、何してんの?」

高崎が私のもとにしゃがみ込んだ。

「四つ葉のクローバー探してて…」

「でもそろそろ暗くなってきたし、帰らなくていいの?」

たしかに。でも、相手が奈々だから見つけないとねぇ、何されるか。

「あー、友達に頼まれてて…」

「あー、井藤?」

「ううん。・・・奈々。」

「林田さんか。」

「誰それ。」

ずっと黙っていた白坂が聞き返す。

「ふわふわした髪の毛のかわいい子いるじゃん?覚えてない?」

「あー、なんかいたな。・・・かわいいか?」

うわ、失礼だ。

奈々は見た目はかわいいよ、見た目だけだけど。

「かわいい方なんじゃね?なー、俺らも探そうよ。」

「別にいいけど。」