「その問題終わったら少し休憩しない?僕が来てからもう4時間も経ってるよ」



そう言われて時計を見ると、時刻は午後2時を過ぎていた。



「あ、ほんとだ」



「本番も近いんだし、そろそろ体調にも気を使わないとね」



「…うん、分かってる」



体調、ね。



いくら気を使ってたって、崩すときは崩しちゃうからな。



あんまり考えたくないんだよね…



「分かってるならいいけど。さっ、なんか食べよう」



私のテンションが明らかに落ちたのが分かったのか、先生からそれ以上何かを言われることはなかった。