やる事もなく落ち着かない私は、
外の景色を眺めていた。

山のふもとのガソリンスタンドのようで、
人や車の通りが少ない。

反対側を見ると、橋の下に近くでは川が流れており、水の流れる音が心地よくてなんだか落ち着いた。

静寂に包まれていた中。

ガソリンスタンドの方から突然、

爆弾が弾けたような音がして思わずビクッと体が震えた。

「なに?!」

振り向くと、
30代くらいの男性が必死にこちらに走ってくる。

「"flame"!!とまれ!!」

「逃げても無駄だぞ!!」

難波さんと比嘉警部補が拳銃片手に男を追いかけている。

「わ…拳銃持ってるの初めて見た…。」