学校一クールなキミのお世話係になりました

ベッドの横で、へたりこんでフーッと息を吐いた。


私も今日はなんだか疲れちゃった。


ここ数日間は、毎日緊張の連続だもんなぁ。


こんなイケメンの北原くんといつも近くにいたら、落ち着かなくて。


しかも、付き合ってる彼氏でもないのに、彼の部屋にまで毎日のように上がり込んでいる。


これって、男子にあまり免疫のない私にとってはそれなりに凄い事なんだ。


それに、なんだか気持ちもいつも落ちつかなくてソワソワしてて、ほんと変な感じ。


私も5分だけ寝よっかな。


5分だけ。


ちょっとだけ。


すぐに、起きるから。





「んっ」


ふんわりとお花畑にいるようないい香りがしたので、目を開きかけた。


だけど、瞼が重くてなかなか開けられない。