学校一クールなキミのお世話係になりました

偉そうに答える彼だけど、ユイちゃんに対してはかなり甘い感じがにじみ出ている。


「じゃあ、杏さんこんなお兄ちゃんですがこれからもよろしくお願いします」


最後にペコリと頭を下げてくれたユイちゃんに、私も立ち上がって、うんって言って大きく頷く。


「じゃあまたっ」


「ありがとうユイちゃん」


ニコニコ笑って立ち去る彼女に何度も手を振った。

「はあー、あんな天使みたいな子はじめて見たよ。ほんとに兄妹なの?」


「似てるだろ?」


冗談なのか本気なのかよくわからないことを言ってニッと笑う彼。


「まあ、顔だけはね。ユイちゃん初めて会った私に凄く気さくに話してくれて嬉しかったな」


「ユイから全部聞いたんだろ?」


「うん、色々聞いた」


「女ってなんでこうおしゃべりなんだろ」


「北原くんがなんにも言わなすぎるだけでしょ」