学校一クールなキミのお世話係になりました





「お兄ちゃんたらあんなに血相を変えて杏さんのことをお母さんに頼んでて、びっくりしました。ほんとに杏さんのことが大好きなんですね」


「あ、え、そうなのかな」


ユイちゃんにくすぐったくなるようなことを言われて、照れくさくてあいまいに返事をした。


外来の診療受付前では、まだ沢山の人が診察を待っているみたいで混み合っていた。


ユイちゃんが、私に付き添って外来の予約をするためにロビーまで一緒に降りてきてくれていた。


ベンチに2人で座りさっきまでの話の続きをした。

「北原くんの手術ってうまくいったのかな?私のことばかり心配してて、彼ちっとも自分のことを話してくれないから」