可愛いだなんて言ってもらえるとは、予想してなくて心臓が口から飛び出しそう。
「それから俺のために色々世話してくれて真面目だし優しいなとか思ったり。
女子は苦手だったはずなのに、気づいたらどんどんアンコにはまってた」
「ほ、ほんとに?ウザいって思ってなかったの?」
「いや、そんなこと思うわけない。アンコが俺のためにしてくれることは全部嬉しかったから」
言って恥ずかしそうに瞳を揺らせる彼は私をもう一度強く抱き寄せる。
そして、顔を隠すように私の肩に顔を埋めた。
彼のたくましい腕の中は、まるで現実とは違う夢の世界のように甘やかで特別な私の居場所。
このままいつまでも、ずっとここにいたくなるくらいに心地いい。
凄くあったかい。
彼の背中に腕を伸ばしたら、もっと彼の体温を感じたくてギュッと強く抱きついていた。
「北原くん」
どうしょう、どんどん欲張りになりそう。
だけど次の瞬間、保健室のドアがガラッと開く音がして、夢の世界から強制的に醒めさせられた。
私が慌てて離れたら、彼もハッとしたように身を引いた。
お互いの顔は夕陽のように赤くなっていた。
「それから俺のために色々世話してくれて真面目だし優しいなとか思ったり。
女子は苦手だったはずなのに、気づいたらどんどんアンコにはまってた」
「ほ、ほんとに?ウザいって思ってなかったの?」
「いや、そんなこと思うわけない。アンコが俺のためにしてくれることは全部嬉しかったから」
言って恥ずかしそうに瞳を揺らせる彼は私をもう一度強く抱き寄せる。
そして、顔を隠すように私の肩に顔を埋めた。
彼のたくましい腕の中は、まるで現実とは違う夢の世界のように甘やかで特別な私の居場所。
このままいつまでも、ずっとここにいたくなるくらいに心地いい。
凄くあったかい。
彼の背中に腕を伸ばしたら、もっと彼の体温を感じたくてギュッと強く抱きついていた。
「北原くん」
どうしょう、どんどん欲張りになりそう。
だけど次の瞬間、保健室のドアがガラッと開く音がして、夢の世界から強制的に醒めさせられた。
私が慌てて離れたら、彼もハッとしたように身を引いた。
お互いの顔は夕陽のように赤くなっていた。



