「んっ.....。」
零凪「瑠依?」
「零凪。此処は.....?」
零凪「黒猫の倉庫だよ。此処は、真緒の部屋だよ」
「.....また、あの夢みた。」
零凪「うん。唸ってたから。」
「此処まで、どうやって来たの。」
零凪「車だよ。下の子が学校まで、車で迎えに来てくれたの。あとで、お礼言ってね?」
「ん。」

ウィッグ取れてる。 バレたのかな。

「葵唯に、バレた?」
零凪「ニコッ よく、わかったね。そうだよ。」
「何時も視線感じてたからね。」
零凪「女の子に、触れると鳥肌が立つんだって。」
「そ。で?」
零凪「葵唯は、私も瑠依も大丈夫なんだって。だから、居てもいいみたい。」
「そ。」
零凪「私は、信じるよ。皆を。」
「零凪が、それでいいならいいんじゃない。」
零凪「.....瑠依は?」

僕が、人を信じる訳ない。 零凪以外なんて.....。

コンコンッ ガチャ

真緒「あ、起きたー?!」
零凪「ニコッ うん。起きたよ。」
真緒「諒太が、呼んでるよー!」
零凪「わかった。瑠依は、休んでて。」
「いい。僕も行く。」
真緒「瑠依ちゃんー♪ 何か欲しいー?」
「..........。」
真緒「コンビニ行くんだけどー。」
「いらない。」
真緒「そっかー。またねー。」
零凪「気を付けてね。」
真緒「うん!」

ガチャ ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ

?「零凪!その女、誰?」
零凪「愛斗。あとで、紹介するよ。」
愛斗「ふーん。わかった!」
零凪「愛斗だよ。迎えに来てくれたの。(ボソッ)」
「そ。」
零凪「はぁ。早く行こ。諒太の所。」


✧ 幹部室 ✧


零凪「諒太。来たけど、何?」
諒太「あー。そいつの事、話すだろ?」
零凪「うん。」
修哉「今、下っ端集めてるから待ってね。」
零凪「ごめんね。ありがと。」
楓「いいんだけどよー。下の奴等が、納得するかどうかだよなー。」
零凪「その時は、その時だよ。」