「俺、菜穂といるとホッとする。
すごく楽しいし、何時間でも話していられる」
「うん……」
そう言ってもらえると、本当に嬉しいよ……。
「でも、そういうのが崎田君にしたら、菜穂を利用しているように見えるんだろうな」
「うーん。
崎田君から見たら、そうなんだろうけど。
会ってお酒を飲んで話すだけだよ?
しかも、ワリカンだし。
利用だなんて、ありえないよ」
私が秀哉に貢いでいたり、カラダの関係でもあればそうかもしれないけど。
そんなもの、一切ないわけだし。
「でも、崎田君の気持ちはわかるんだよな。
俺だって、梨華の相手に同じことを思っているから。
奥さんがいるのに、なんで梨華と会うんだ?
奥さんだけを愛していればいいだろう?って」
秀哉の口から梨華の名前が出ると、やっぱり胸がズキンと痛い。
こんなこと、もう慣れっこのはずなのに。
「その男に、なんで梨華と会いたいんだって聞いて。
その理由が、"梨華といるとホッとするし、楽しいから"だったら、俺は絶対に納得出来ない。
梨華を都合良く利用するなって言いたくなる」
すごく楽しいし、何時間でも話していられる」
「うん……」
そう言ってもらえると、本当に嬉しいよ……。
「でも、そういうのが崎田君にしたら、菜穂を利用しているように見えるんだろうな」
「うーん。
崎田君から見たら、そうなんだろうけど。
会ってお酒を飲んで話すだけだよ?
しかも、ワリカンだし。
利用だなんて、ありえないよ」
私が秀哉に貢いでいたり、カラダの関係でもあればそうかもしれないけど。
そんなもの、一切ないわけだし。
「でも、崎田君の気持ちはわかるんだよな。
俺だって、梨華の相手に同じことを思っているから。
奥さんがいるのに、なんで梨華と会うんだ?
奥さんだけを愛していればいいだろう?って」
秀哉の口から梨華の名前が出ると、やっぱり胸がズキンと痛い。
こんなこと、もう慣れっこのはずなのに。
「その男に、なんで梨華と会いたいんだって聞いて。
その理由が、"梨華といるとホッとするし、楽しいから"だったら、俺は絶対に納得出来ない。
梨華を都合良く利用するなって言いたくなる」



