「秀哉さんは、梨華さんの身体が心配かもしれないですけど。
あまり時間はないと思いますよ。
お腹の子は、どんどん大きくなっていくわけだし。
収集がつかなくなって裁判にでもなったりしたら、それこそ泥沼だ。
出来るだけ穏便に事を運ぶには、一刻も早く梨華さんのご両親に話すしかないんじゃないですか?」
「うん、私もそう思ってるよ」
思ってるんだけど……。
妊娠している女性に、精神的な負担をかけるのは怖いっていう気持ちもあって。
どうしても二の足を踏んでしまう。
「菜穂さんも、秀哉さん同様に優しいから。
そうは言っても躊躇してるんでしょう?」
相変わらず鋭い崎田君に感心しながら、私はコクンと頷いた。
「でも逆に、入院している今だからこそ、チャンスだと思いませんか?
もし万が一、身体に触るようなことがあっても、医療の体制が整っているから安心だし。
退院するのを待つより、ずっと良いと思いますよ」
崎田君の的確なアドバイスに、私は驚いていた。
こんな冷静な考えが、自分の中には全くなかったから。
あまり時間はないと思いますよ。
お腹の子は、どんどん大きくなっていくわけだし。
収集がつかなくなって裁判にでもなったりしたら、それこそ泥沼だ。
出来るだけ穏便に事を運ぶには、一刻も早く梨華さんのご両親に話すしかないんじゃないですか?」
「うん、私もそう思ってるよ」
思ってるんだけど……。
妊娠している女性に、精神的な負担をかけるのは怖いっていう気持ちもあって。
どうしても二の足を踏んでしまう。
「菜穂さんも、秀哉さん同様に優しいから。
そうは言っても躊躇してるんでしょう?」
相変わらず鋭い崎田君に感心しながら、私はコクンと頷いた。
「でも逆に、入院している今だからこそ、チャンスだと思いませんか?
もし万が一、身体に触るようなことがあっても、医療の体制が整っているから安心だし。
退院するのを待つより、ずっと良いと思いますよ」
崎田君の的確なアドバイスに、私は驚いていた。
こんな冷静な考えが、自分の中には全くなかったから。



