「わぁ、すごい……」
テントの中に入ると、色とりどりの美しい花達が私を出迎えてくれた。
どうしようかな。
どんな花束にしよう。
いくつか作って、ご近所さんにもお裾分けしようかな。
「あ、これ可愛い」
この白い花、なんていう名前だったっけ?
これで真っ白い花束を作ってみようかな。
ピンクやオレンジの華やかな花束もいいけれど。
こういう無垢な色の花束も、きっと素敵。
私はそれらを一本一本手に集めていった。
その時、イベント会場を照らしていた大きな電気がパッと消えて。
各ブースの電気だけになった。
会場に流れていたBGMも止まって。
やけにシーンと静かになった。
三日間、沢山の来場者があってあんなにも盛り上がったのに。
今はもうほとんど人がいない。
いつも感じることだけど。
イベントの後って、すごく寂しい……。
早く花束を作って、家に帰ろう。
そんなことを思っていた時だった。
背後から、ザッという足音がした。
さっきのスタッフさんが戻って来たのかな?
そう思って振り返ると。
思いもよらない人が、テントの入口に立っていた。
テントの中に入ると、色とりどりの美しい花達が私を出迎えてくれた。
どうしようかな。
どんな花束にしよう。
いくつか作って、ご近所さんにもお裾分けしようかな。
「あ、これ可愛い」
この白い花、なんていう名前だったっけ?
これで真っ白い花束を作ってみようかな。
ピンクやオレンジの華やかな花束もいいけれど。
こういう無垢な色の花束も、きっと素敵。
私はそれらを一本一本手に集めていった。
その時、イベント会場を照らしていた大きな電気がパッと消えて。
各ブースの電気だけになった。
会場に流れていたBGMも止まって。
やけにシーンと静かになった。
三日間、沢山の来場者があってあんなにも盛り上がったのに。
今はもうほとんど人がいない。
いつも感じることだけど。
イベントの後って、すごく寂しい……。
早く花束を作って、家に帰ろう。
そんなことを思っていた時だった。
背後から、ザッという足音がした。
さっきのスタッフさんが戻って来たのかな?
そう思って振り返ると。
思いもよらない人が、テントの入口に立っていた。



