それからの毎日。
俺は会社帰りになると、あの広場で少し足を止めていた。
帰り道なのもあるし。
どうしたって目に付いていた。
いつ行っても、菜穂は忙しそうに走り回っていて。
そんな菜穂を、俺は遠くからそっと見ていた。
仕事中の菜穂は、眩しいくらいに輝いている。
あんなに美しい人だったとは。
俺は、どうして気づいていなかったのかな。
金曜日のイベント当日、会場で何か食べて帰ろうかと思ったけど。
それは、やめておいた。
崎田君の姿が見えたから。
俺がいつまでも菜穂の周りをウロウロしていたら、崎田君は絶対良い顔をしないだろうから。
だけど、本当は……。
菜穂と少しでいいから話がしたかった……。
菜穂。
俺ね。
最近、生きている感じがしないんだ。
仕事にも、なんだか身が入らない。
ねぇ、菜穂。
俺の話を聞いて。
「秀哉は何も間違ってないよ」って。
そう言って笑って欲しい。
時折、菜穂と楽しそうに話している崎田君を見ながら。
俺は内心、それがうらやましくてどうしようもなかった。
俺は会社帰りになると、あの広場で少し足を止めていた。
帰り道なのもあるし。
どうしたって目に付いていた。
いつ行っても、菜穂は忙しそうに走り回っていて。
そんな菜穂を、俺は遠くからそっと見ていた。
仕事中の菜穂は、眩しいくらいに輝いている。
あんなに美しい人だったとは。
俺は、どうして気づいていなかったのかな。
金曜日のイベント当日、会場で何か食べて帰ろうかと思ったけど。
それは、やめておいた。
崎田君の姿が見えたから。
俺がいつまでも菜穂の周りをウロウロしていたら、崎田君は絶対良い顔をしないだろうから。
だけど、本当は……。
菜穂と少しでいいから話がしたかった……。
菜穂。
俺ね。
最近、生きている感じがしないんだ。
仕事にも、なんだか身が入らない。
ねぇ、菜穂。
俺の話を聞いて。
「秀哉は何も間違ってないよ」って。
そう言って笑って欲しい。
時折、菜穂と楽しそうに話している崎田君を見ながら。
俺は内心、それがうらやましくてどうしようもなかった。