俺はゆっくりとした足取りで、竹下と菜穂がいる場所へと歩いた。
どれくらい菜穂に近づいたらいいのかわからなくて。
その間隔を測っていた。
「な、菜穂……。意外なところにいるんだな」
竹下の斜め後ろに立つと、俺は恐る恐る言葉を発した。
「あぁ、うん。
今週はずっとここで仕事なの。
秀哉の会社の近くだなあとは思ってたんだけど。
まさか会うとは思わなかった」
菜穂は意外にも、普通に話してくれた。
「あれー? 二人って知り合い?」
竹下が驚いたように言った。
「あぁ、大学のサークルが同じなんだ」
「へぇぇ、すごい偶然だなあ」
竹下の言う通り、すごい偶然だ。
もう会えないと覚悟を決めていたのに、またこうして会えるなんて……。
「崎田君も一緒?」
彼もここにいるのだろうか。
「あぁ、彼も担当だけど、イベント当日にしか来ないよ。
今日は私だけなの。
打合せがメインだから」
「そうか」
入社二年目だというのに、既に色んなことを任されている菜穂。
来年は、主任候補だと言われているらしい。
会社でも、菜穂は頼りにされてしまうんだな……。
「二人とも、良かったらイベントに来てね。
楽しい催しが沢山あるから」
そう話す菜穂の顔は、すっかり仕事モードだった。
どれくらい菜穂に近づいたらいいのかわからなくて。
その間隔を測っていた。
「な、菜穂……。意外なところにいるんだな」
竹下の斜め後ろに立つと、俺は恐る恐る言葉を発した。
「あぁ、うん。
今週はずっとここで仕事なの。
秀哉の会社の近くだなあとは思ってたんだけど。
まさか会うとは思わなかった」
菜穂は意外にも、普通に話してくれた。
「あれー? 二人って知り合い?」
竹下が驚いたように言った。
「あぁ、大学のサークルが同じなんだ」
「へぇぇ、すごい偶然だなあ」
竹下の言う通り、すごい偶然だ。
もう会えないと覚悟を決めていたのに、またこうして会えるなんて……。
「崎田君も一緒?」
彼もここにいるのだろうか。
「あぁ、彼も担当だけど、イベント当日にしか来ないよ。
今日は私だけなの。
打合せがメインだから」
「そうか」
入社二年目だというのに、既に色んなことを任されている菜穂。
来年は、主任候補だと言われているらしい。
会社でも、菜穂は頼りにされてしまうんだな……。
「二人とも、良かったらイベントに来てね。
楽しい催しが沢山あるから」
そう話す菜穂の顔は、すっかり仕事モードだった。



