一瞬、なんのことだかわからなかった。
でも、その言葉の意味がわかると涙が出そうだった。
生まれて初めて、男の人から綺麗だと言われた。
ずっと言われてみたかったその言葉を、まさか秀哉に言われるなんて。
すごく嬉しい。
嬉しいけど、でも……。
「こらー。
そんな言葉、冗談でも言ったらダメだよー。
秀哉には、ものすごい美人の彼女がいるんだから」
そうだよ。
あんなに美人の梨華がいるくせに。
綺麗だなんて、そんな言葉。
まるで愛おしい存在を見つめるような瞳で。
恋人に囁くような優しい声で。
私なんかに、言わないで……。
「ごめん。もう本当に行く」
やっぱりダメだ。
秀哉に会うと、つらくなる。
忘れられなくなってしまうから。
そう思って行こうとするのに。
「嫌だ、菜穂……」
またあの日と同じように、私の腕を離さない秀哉。
「何言ってるの?
こんなところを、梨華や梨華のご両親に見られたらどうするの?」
このレストランのトイレは、私と秀哉の席からは死角になっているから絶対に見えないけど。
もしこっちに来られたら、致命的だ。
でも、その言葉の意味がわかると涙が出そうだった。
生まれて初めて、男の人から綺麗だと言われた。
ずっと言われてみたかったその言葉を、まさか秀哉に言われるなんて。
すごく嬉しい。
嬉しいけど、でも……。
「こらー。
そんな言葉、冗談でも言ったらダメだよー。
秀哉には、ものすごい美人の彼女がいるんだから」
そうだよ。
あんなに美人の梨華がいるくせに。
綺麗だなんて、そんな言葉。
まるで愛おしい存在を見つめるような瞳で。
恋人に囁くような優しい声で。
私なんかに、言わないで……。
「ごめん。もう本当に行く」
やっぱりダメだ。
秀哉に会うと、つらくなる。
忘れられなくなってしまうから。
そう思って行こうとするのに。
「嫌だ、菜穂……」
またあの日と同じように、私の腕を離さない秀哉。
「何言ってるの?
こんなところを、梨華や梨華のご両親に見られたらどうするの?」
このレストランのトイレは、私と秀哉の席からは死角になっているから絶対に見えないけど。
もしこっちに来られたら、致命的だ。



