「秀哉、すごいね」
「ん?」
「だって、一緒にいるのって梨華のご両親でしょう?
結婚へ向けて、順調に話が進んでるんだね」
ついこの前まで完全な片想いだったのが、まるで嘘みたいだよね。
「良かったね。5年以上の片想いが、やっと実って……」
この言葉を言うのだけは、つらくてダメだと思っていたけど。
今日はこの格好だからかな?
ちゃんと言えた。
良かった。
これでもう、私から秀哉に話すことは何もないや……。
「じゃあ私、もう行くね」
崎田君が、心配しているかもしれないから。
そう思って行こうとすると、秀哉が再び私の腕をグッと自分の方へと引いた。
「菜穂、身体はもう大丈夫なのか?」
秀哉にそう尋ねられて、目を見開いた。
「ど、どうしてそれを……?」
なんで私が体調を崩していたことを、秀哉が知っているの?
「あぁ、ごめん。
俺……先々週、菜穂の職場まで行ったんだ。
そうしたら、菜穂は入院してるって聞いて」
うそ……。
秀哉、私の職場に来ていたの?
もしかして、わざわざ私に謝るために?
そんなこと、別に必要なかったのに……。
「見たところ、今は大丈夫そうだな」
「うん、もう平気」
「そうか。それなら良かった……」
そう話す秀哉の顔色が、なぜかひどく悪くて。
私はそれが不思議で、コテンと首を傾げた。
「ん?」
「だって、一緒にいるのって梨華のご両親でしょう?
結婚へ向けて、順調に話が進んでるんだね」
ついこの前まで完全な片想いだったのが、まるで嘘みたいだよね。
「良かったね。5年以上の片想いが、やっと実って……」
この言葉を言うのだけは、つらくてダメだと思っていたけど。
今日はこの格好だからかな?
ちゃんと言えた。
良かった。
これでもう、私から秀哉に話すことは何もないや……。
「じゃあ私、もう行くね」
崎田君が、心配しているかもしれないから。
そう思って行こうとすると、秀哉が再び私の腕をグッと自分の方へと引いた。
「菜穂、身体はもう大丈夫なのか?」
秀哉にそう尋ねられて、目を見開いた。
「ど、どうしてそれを……?」
なんで私が体調を崩していたことを、秀哉が知っているの?
「あぁ、ごめん。
俺……先々週、菜穂の職場まで行ったんだ。
そうしたら、菜穂は入院してるって聞いて」
うそ……。
秀哉、私の職場に来ていたの?
もしかして、わざわざ私に謝るために?
そんなこと、別に必要なかったのに……。
「見たところ、今は大丈夫そうだな」
「うん、もう平気」
「そうか。それなら良かった……」
そう話す秀哉の顔色が、なぜかひどく悪くて。
私はそれが不思議で、コテンと首を傾げた。



